- ホーム
- 日本典礼寺院協会ブログ
- 管理者の見聞録
- 誕生日に親を思うということ
誕生日に親を思うということ
当社では毎週月曜に先週の報告と今週の注意事項などを確認する朝礼を行っています。その時、一人が5分程、自分のことを何かしら話す時間を取っています。話すのは週に一人だけで、順番になっていますから、話す番が来るのは3か月に1度くらいですが、いつも一緒に居る仲間達でも、えっと思うような、思いがけない話に驚くこともあります。その中で、先週の話がとても佳かったので、ここで紹介したくなりました。当社のYさんですが、自分の誕生日に両親を食事に招いたというのです。それが、昨年亡くなった当社の会長に昔「自分がいま生きているのは、両親のお陰なんです。だから誕生日こそ両親に感謝する日なんだよ。」と教えられたとのこと。それで、誕生日にはいつも両親に感謝の気持ちを表しているのだそうです。親孝行が廃れるのが気になっていますが、私も両親が生きている間に、自分の誕生日にお礼をすることはありませんでした。今思えば、しまった、という気持ちになることです。自分の誕生を両親は祝ってくれていました。生まれてくれてありがとう、ということだったと思います。しかし、それだけでなく実は自分が生まれたことこそ両親のお陰なのですね。誰かに祝ってもらうことが当たり前と思っていたら、それだけでなく親に感謝する日。誕生日に両親のことを思う。佳い習慣だと言えるのではないでしょうか。