師走
師走とは、元は旧暦の12月であり、正確には12月下旬~2月上旬を指すようです。
そもそもなぜ師走と呼ぶのでしょうか。
諸説ありますが、有名なのが「師が走る」という説です。
師とは、ご僧侶や、寺院、神社に参拝に来られる人々、もしくは案内人を指し、昔は年末になると、ご僧侶がお檀家に赴きお経をあげる習慣があり、そのため12月は特にご僧侶が忙しくなったそうで、普段落ち着いているご僧侶が走り回るほど忙しい、というのが師走だと言われたようです。
現代ではご僧侶だけでなく、12月というと大きな行事や1年の締めくくりのため、どなたも忙しい時期かと思います。
年賀状の準備、忘年会、クリスマスなどもありますよね。
街に目を向けても、道路工事や各種業務量の増加による交通渋滞…。
気持ちに余裕がなくなってくるためか、交通事故も一年で一番多くなります。
この時期ゆえに、一層、心にゆとりを持ちたいですね。
急いては事を仕損じるという言葉もあります。
心のゆとりって、なにかと忙しい現代人だからこそ、大切な事かもしれません。