曼殊沙華

曼殊沙華

曼殊沙華

お彼岸が近づくにつれてあちらこちらで見かける赤い花『曼殊沙華』
別名を彼岸花、死人花、幽霊花など様々な呼び名があります。
その一風変わった花の形から、家に持ち帰ると火事になるという迷信もあり、なんだか近寄りがたいイメージをお持ちの方も多いと思います。


田んぼの畦道や墓地によく咲いていますが、それには理由があるようです。
曼殊沙華には毒があるため、モグラや野ネズミなどの害獣除けによく植えられていたようです。

そういった立地に咲くことからも不気味なイメージを持たれているのかもしれませんが、法華経の中での曼殊沙華は天界の花・天上の花という意味あいがあります。もしかすると、天界は真っ赤な絨毯のように広がる曼殊沙華の花が咲き乱れているのかもしれませんね。

私の実家の近くに『巾着田』と呼ばれる場所があります。
日本有数の曼殊沙華の群生が見られ、その数は500万本以上とも言われています。まさしく辺り一面が真っ赤な絨毯のようです。地元では秋の風物詩となっており、昔は小学校の遠足に使われていたので、私もよく馴染みがあります。

最近ではSNSなどでその風景が認知され、多くの観光客が来られているそうです。

9月中旬から見頃を迎えるようですので、天界の風景を想像しながら見に行ってみませんか?

巾着田 埼玉県日高市大字高麗本郷125-2
    管理事務所 TEL:042-982-0268 FAX:042-982-0586

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