- ホーム
- 日本典礼寺院協会ブログ
- 社員のつぶやき
- 栄西禅師と臨済宗
栄西禅師と臨済宗
臨済宗の開祖である栄西禅師は、日本中にお茶を飲む風習を広めた人物だそうです。
神社に生まれながら十代で比叡山に出家して、宋(中国)に二度渡った無類の勉強家だったと言われている栄西禅師ですが日本に中国から禅宗を伝えた人物です。
臨済宗というのは座禅を行う禅宗ですが、自分の中にある、自分でも気づかない本当の自分に気づくことが臨済宗の教えの根本にあると言われ、禅問答に励んだ、とても哲学的な宗派であるように思います。
子供の頃に絵本やアニメで親しんだ「一休さん」は室町時代に実在した人物が元になっていますが、臨済宗のご僧侶の話ですね。
また臨済宗の寺院は枯山水の名庭や美術品などが多く、とても芸術性も溢れる宗派というイメージですが、どちらかと言うと朝廷より幕府の庇護を受けていた臨済宗にそういった傾向が多いというのも非常に興味深い話であると思います。
京都の臨済宗寺院では、御朱印帳なども非常に凝っていて龍や虎の描かれた御朱印帳など人気があると言います。
実際の所蔵芸術品もセットで観光してみるのも面白いですね。