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健全な肉体に健全な心が宿る
こういう言葉を昔聞いたことがあります。確か、高校の保健体育の時間だったと思います。その時の先生は、「健全な心は健全な肉体にこそ宿るべきだ」というのが本当だ、だから体を鍛えろ、と教えてくださったのですが。
今頃になってこんなことを思い出したのは、具合が悪い人のお世話をしている方に、「病気が言わせるひどい言葉があるのよ」と伺ったからです。あんな良い人が病気になったら我が儘ばかり言うようになった、愛想の良かった人が別人のようにいつも不機嫌になって怒ってばかり、というのです。
確かに老人福祉施設などに入居された方が、最初はすみませんね、いつも有り難う、とニコニコしていたのに、体が動き難くなるにしたがって笑顔が消えていくという話もあります。やはり健康であることが、人の心もゆとりのあるものにする、それが事実だと思います。健全な体に健全な心が宿る。今すぐに体調が悪くなることは無いかも知れませんが、いつでもそうなる可能性はあると考えて、健全な肉体の維持に努めたいと思います。