増上寺は東京の守り神
昨年2016年春に東京都から138年ぶりに増上寺へ返還された芝大門。
港区芝のランドマークであり、その芝大門を現在有する増上寺は徳川家の菩提寺としても有名な浄土宗の大本山です。
東京タワーの麓にある増上寺は東京の守り神と言われ、増上寺の北東(鬼門)には寺や神社がずらりと並んでいて、江戸時代から増上寺がどれほど重要な寺院であったのかが想像できます。
芝の増上寺というと、アーティストのライブ会場として使用されたり、100万人のキャンドルナイトなどといった催しが開かれていたり、更にはミャンマー祭りといったものまで様々なイベントが行われているのをご存じの方も多いと思います。
浄土宗は公益財団法人「浄土宗ともいき財団」という団体があり、そのともいき財団では同じ仏教国であるミャンマーへの国際支援として寺子屋を現地に11校も開設し、給食支援を行ったりといった活動をしているそうで、それもあってのミャンマー祭りなのだと思いますが、お寺と地域との触れ合い、そして海外との触れ合いとして、とても素晴らしい活動だと私は思いました。
ともいき財団では他にも「心といのちの相談室」という無料カウンセリングも行われていて、人生相談だったり被災者のケアなども行っているとのことですので、今後もより認知度が高まって少しでも多くの人が救われるといいなと願っております。
そんな活動を積極的に行っている浄土宗の大本山増上寺ですが、観光スポットとしてもとても魅力的です。
入り口の大門をくぐってひときわ目立つ建築物は国の指定重要文化財である三解脱門です。
貪・瞋・痴の三煩を解脱する境界の門、声聞・縁覚・菩薩の三乗が通る門など様々な説があるそうですが、東日本最大級の大きさで、なおかつ東京都内最古の建築物なんだそうです。
他にもご本尊である阿弥陀如来様が、黒ずんだ色であったことから徳川家康が黒本尊と呼んだとも言われるご本尊や、最近流行っている御朱印なども黒本尊と阿弥陀如来の2パターンあるそうで、御朱印受付けに「黒本尊でお願いします」とお願いすると黒本尊の御朱印を押してくれるそうですので、都内観光の折には是非増上寺でレア御朱印を収集してみてはいかがでしょうか。
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