瞑想にはまった時のこと

瞑想にはまった時のこと

昔 瞑想に取り組んでいた時があります。少しだけやり方を教えていただき、あとは自宅で勝手に座禅をしながら瞑想を続けていました。1日40分くらいでしょうか、それを半年ほど続けました。瞑想を指導者無しで続けると、次第に妄想に取りつかれると言われます。その妄想が瞑想の進み具合で段階的に表れるそうで、まず気持ち良い環境の中にいると感じ、その環境が具体化してきて、花園の中で素晴らしい香りに満ちた場所になり、その内に溢れんばかりの光に包まれている気持ちになり、更に進むと正面に光に包まれた人が現れ、その光に包まれた人が仏様に成って目の前に立つように変わって来て、自分は浮遊してその人と一緒にいるような感覚が生まれ、もっと進むとその仏様が声をかけてくださって、「そなたを自分の生まれ変わりとする」などと告げるように変化していくと言います。瞑想は仏様の生まれ変わりと思い込むような人を作り上げてしまうこともある。それが、指導者無しの瞑想の大変怖いところです。実際の私は、半年ほどで、目の前に光に包まれた方が出てくるところまで進みました。妄想に気づいて、そこで瞑想は止めて、今でいうマインドフルネス程度に変更しました。ちょっと怖かったものですから・・・。

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